猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

やきもち

カメラ目線の猫


 

猫って、同居猫が人に甘えているとやきもちを焼く。
ウジウジとやきもちなんて焼いてないで、こっちに来て一緒に甘えればいいのに、と思う。

でもきっと、猫の世界にもいろいろ掟があるんだよね。

 

仔猫のころ

 

アオイとユズを迎えた時、公平を心がけようと思った。
とにかくどちらかがいじけたりしないように、どちらかを撫でたら、もう一方も同じだけ撫でる、とか。

だけどそれは、なかなか難しいものだった。

ユズがうちに来てすぐ、なんの躊躇もなく甘えるようになった一方で、アオイは半年くらい私たちに心を許さなかったからだ。
アオイはもともと甘えん坊な性格なので、苦しい半年だったと思う。

 

仔猫のユズは毎日、ゴロゴロと大音量で私たちに甘えた(今もですが)。

膝に乗りたい猫

ジッと見つめる猫


そんなユズを、仔猫のアオイは遠巻きにジッと見ていた。

視線が痛い


その視線は明らかに不満そう。

やきもちをやくねこ



ユズを撫でたらアオイもと思っていたので、こちらから撫でに赴くと逃げてしまったりした。

イヤなのか・・・、と落ち込む。
じゃ、さっきのとげとげしい視線は何だったんだ?と、考えてもわけがわからない。

 

オトナになってもやはり

 

それから半年もすると、アオイの甘えん坊な性格が現れた。

とにかくどこにでもついてくる。
座れば、ささっと膝に乗ってなかなか降りない。

 

甘えん坊の猫



アオイが心を許してくれたのは嬉しかったけど、今度はユズがやきもちを焼くようになった。
アオイに構っていると、どこからか突き刺さるような視線。

視線を感じる


以前のアオイと同じように、遠巻きにこちらをじっと見ている。

 

じっと見てる猫


警戒心から解放されて甘えん坊になったアオイ。

もうユズに構っていてもあっけらかんとしているか、と思ったら大間違い。
やっぱり向こうからジトっと見ている。

 

キャットタワーの上から見る


どちらかが焼きもちをやいて、ジッとこっちを見ていると人間の私の方が落ち着かない。
甘えている猫は、同居猫の視線に全く動じてない様子。

 

人のやきもちや嫉妬の感情は大嫌いだ。
自分がそれに支配されると、とても苦しい。
こんな感情要らないと思う。

 

それに比べると、猫のやきもちはとても可愛らしく思える。
猫にしてみれば、猫なりにいろいろ大変なのかもしれないけど。

 

 

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