猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

おむすび編28. 2階の窓からパトロール

おむすびは外で暮らしていたので、きっと外の景色を見たいだろうと、2階の窓辺に棚を置いて、そこから外を眺められるようにしている。

夏は暑くて長居できなかったが、涼しくなってくるとそこはおむすびのお気に入りの場所になった。

 

外を眺めているおむすび

夕食後、2階の窓から外を眺める

 

ずっと私や夫の三太にべったりだったおむすびだが、少しずつ2階で過ごす時間も増えてきて、独立心が出てきたのかな、と嬉しい限り。

 

パトロール部屋は私たちにとって大切な場所 

 

2階の階段を上ったすぐそこに、その部屋はある。
今ではそこをパトロール部屋と呼んでいる。
階段を上ってくる人の足音を聞くと、おむすびは必ずパトロールを中断して鳴く。
女王様が直々にお呼びなので、私はいそいそと駆けつける。


うちのまわりは人通りが少ない。車も近所の住民の車しか通らない。
玄関先に植えたシマトネリコの木には、毎日いろいろな来客が絶えない。  
雀やシジュウカラ、ヒヨ、ムクドリ、オナガはオールシーズン、冬限定ではメジロもやってくる。


鳥以外に来るのはノラネコだ。
ノラネコの入れ替わりは激しい。寿命が数年と短いからだろう。
ノラの時天敵だったあのオッサン猫を、2階から見つけたことってあるのかな?
見つけたらおむすびはどんな反応をするんだろう?

 

私を呼びつけてナデナデとスリスリが終わると、おむすびはまたパトロールに戻るのだが、用済みの私もそこに留まって一緒に窓の外を眺める。

私にとってもこの部屋の窓辺は、野良だったおむすびの様子を毎日のように確認していた思い入れのある場所なのだ。

「ここからいつもおむさんのこと見てたのよ」と言っても、隣のおむすびは外の景色に夢中。
何をそんなに熱心に見てるんだろう?
目を凝らしても、それらしいものは見つからない。

 

二人で外を眺める

猫と人間が並ぶ

 

甘えモードでも仏頂面

 

私はおむすびの横顔が好きだ。正面よりも優しい顔に見える。
おむすびは目がつり上がっていて、基本的に仏頂面だが、機嫌が悪いわけではない。
仏頂面でゴロゴロ言うし、お腹を見せたりする。


三太は時々「ブスちゃん」なんて呼んでいる。
「ブスなんて呼ぶのってどうなの?」と性別が一応女の私は抗議したことがある。
おむすびは乙女心を持ったオバサンなので、きっと心外のはず。
「でもブスだもんね」と三太。男ってやつは・・・。


もちろん三太は私の恐ろしさを知っているので、私にブスの「ブ」もちらつかせたことはない。
でも私は「ブス」とか「死ね」の類いの言葉が嫌い。
あまり聞きたくない。

 

でも三太が呼びかける「ブスちゃん」は、深い愛がこもったブスちゃんなので、おむすびには「かわいこちゃん」と聞こえているのかもしれない。

よしとしておこう。

 

仏頂面

仏頂面

 

 おむすび編29に続きます

 

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