猫とビー玉

猫に振り回される幸せとドタバタ日常。自作のヘタ漫画をまじえて綴ります。

おむすび編31. 私の歌う歌に、猫は逃げ出す

 

2月、なまはげ柴灯まつりの季節だ

 

駅のポスター

三太が出張先で撮った出戸浜駅名の表示板、なまはげ出演中



秋田県民でもないし、秋田には2回しか行ったことがないが、なまはげと聞くと私はつい「どれどれ?」と身を乗り出す。

 


大晦日になるとテレビで、なまはげが家を回って「悪い子はいねが~」とどすの効いた声で回っているのが放映されたりするが、それが始まると私はテレビの画面ににじり寄る。

 

なまはげ


だいたいお父さんかお母さんに抱かれた小さな子供が泣くシーンが写る。
私が見たいのはなんと言っても、子供がなまはげに迫られてウッと一瞬こらえて、うぎゃーと泣き出すところだ。
そして肝心なのは、ここで親やじいちゃんばあちゃんが子供をニコニコして見守っていること。

 

9割方期待は裏切られない


ショッピングモールなどで、小さな子供がよちよちと歩いてきて目の前で転んだ時、私は「今日はラッキーだな」と思う。
転んだ子供は、ウッと一瞬固まる。その顔を見ると、わくわくしながら心の中で問いかける。泣くの?泣かないの?泣くんだろ?!
そして期待を込めた熱い眼差しを送る。
一瞬の間をおいて「ぎゃーっ」と泣き出すと、私はふっふっふと心の中でほくそ笑む。


ここでも肝心なのは、駆け寄ってくる親がちゃんといること。
誰も寄ってこなかったらそれどころじゃない、「ちょっと!この子の親はどこにいるの?」と叫ばなくちゃいけなくなる。

 

ウッとこらえてワッと泣く、これがなぜか好き。
自分でもよくわからない。とにかくこらえる顔が可愛いし、泣きたい時は思いっきり泣きな、と思う。

 

 

そういえば、尾道が好きで何回か訪れているが、べっちゃー祭りというものに遭遇したことがあった。
恐いお面をかぶった人たちが街を練り歩き、棒のようなもので子供らを叩いたりするのだが、間近で見ると迫力だった。
ここでも怯えて泣く可愛い子供らの顔を拝むことができた(お父さんお母さん、面白がってごめんなさいね)。

 

おむすび、不快感を示す

 

うちの猫おむすびも、似たような反応をすることある。
それは私が歌を歌った時。
昔は可もなく不可もなかった私の歌唱力だが、すっかりカラオケもご無沙汰になった今、私の歌は我ながらひどい。
だけど下手でも気分よく歌いたくなる時はある。

 

 

ベッドの中の猫

抗議する猫

階段を駆け上がる猫


「ぷるっ」(喜び)じゃなくて明らかに「んんんっ」(抗議)だ。
なんという露骨な反応・・・。

 

最初は少しへこんだが、「んんんっ」と言ってダッシュした姿がかわいくて、私のS心はやっぱりくすぐられた。


懲りずにくりかえしてみる私であった。(おむさん、ごめんなさいね)

 

おむすび編 32に続きます

 

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